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介護未経験の新人ギャルが無断欠勤をして即退職した話

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初対面の印象は、明るく元気な最近の若者。年齢は20歳で見た目も悪くなく、一般的にかわいいといわれるような女の子。茶髪にロングヘアー。『一応』職員には敬語を使っていました。

たまにおかしな敬語の遣い方をすることはありましたが、若いということもありご愛嬌で済まされる程度。

 

しかし、利用者には「バイバーイ!!まったねー!!」と帰っていきました。
介護未経験者とはいえ、無礼と捉えられてもおかしくないような言葉遣いが少しありました。それも笑顔でなんとかごまかせていた、そんな子。


そんな彼女が突然無断欠勤して親と謝罪しに来たのち退職していった話です。

初出勤から3日目で体調不良で欠勤。回復し出勤するとのこと、しかし…

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※ちなみに前提としてお伝えしておきますが、彼女は無資格、未経験で試用期間終了後正社員登用予定でした。

 

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初日、2日目と日勤(9時~18時)に出勤し、特に問題も無く退勤していきました。

3日目にして「インフルエンザの為休みます。」との電話が。体調不良なら仕方ない、しかもインフルエンザともなると利用者に移ると大変です。


会社側として「お大事にね。しっかり治しておいでね。」と返事をしました。


休むとの連絡があってから3日間、彼女から会社に連絡してくることは一切ありませんでした。

本来であれば、なんらかの方法で体調の経過を連絡してほしかったところですが、インフルエンザということでしたし、最低でも数日は必要という判断で会社側からは連絡をいれませんでした。


そして数日後、「体調戻ったので明日から出勤します。」と電話がありました。会社側からは「よかったね。わかりました。では明日も日勤で出勤して来てください。」と返事をしました。


「明日から出勤します。」→無断欠勤

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その翌日です。突然の無断欠勤

就業開始時間になっても出勤してくる気配がないので、会社側から電話を入れました。

出勤途中に事故にあったのかもしれませんし、前日には出勤しますとの電話があったため職員一同心配していました。


しかし音信不通。電話は鳴るんですが出ることもなければ折り返しも無し。そのまま夕方になり、就業終了時間間近の18時前に折り返し電話がありました。

その時の彼女の発言は「まだ体調が良くなくて…」という内容だったそうです。

 

なぜその時間まで連絡をしなかった上に折り返しもしなかったのか…?

さらに、施設長が不在だったのでその旨を伝えると、

今日は都合が悪いので明日の午前中に電話するように伝えてください。」とのこと。

・・・?

電話するように伝えてください?とは何事か。(笑)


無断欠勤しておいて、施設長に自分の都合の良いタイミングに電話をかけなおしてほしいというその無礼さに一同呆れ返っていました。

 

しかしそれも『若いから…若いから…』と無理やり押し込めていました。


これは、『次に新人が入社して人手が確保できるのがいつかわからない』というネガティブな理由があるせいで、甘くなっていたことは事実でしょう。

 

人手不足や人材不足は、負の連鎖を生み出し続けてしまうというのはこのことです。

その翌日施設長から電話をし、彼女が言った言葉は「昨日は連絡する時間が遅くて申し訳ありませんでした。明日から出勤したいのですが。」という内容だったそうです。


施設長は最後のチャンス、と「次から休みたい場合には事前に連絡を入れるように。じゃあ明日待っています。」と返事をしました。

 

無断欠勤も目をつむってもらった最後のチャンスを放棄し、母親登場


そして最後のチャンス当日。

なんと無断欠勤(笑)


もはやこれは笑いましたね。(笑)前日の夕方に電話で「明日こそ行きます。」といっておいて翌日無断欠勤です。これには施設長も「もう厳しいだろうね。」と諦めていました。

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さらに驚いたのはここからでした。最後のチャンス(無断欠勤した日)の当日の夕方に、彼女の母親から施設に電話がかかってきました。

 

朝には出勤する、と行って出て行ったんですけど…。迷惑をおかけしてすみません。」とのことでした。


成人しているので、まさか母親が登場するとは思ってもおらず施設側は少し困惑していました。

それから数日後、母親が無理やり、という感じで彼女を施設に連れてきました。

 

菓子折りを持って施設に来た母親は、施設長と教育担当だった職員に「良くしていただいたのに申し訳ありません。」と謝り続けていました。


この文章だけですと、一見礼儀正しい責任感のある母親と感じるかもしれませんが、現場にいた職員の感じ方はまるで違っていました

 

親離れできていない子、子離れできていない親。

まず、彼女本人に一言も話させず。

 

頭を下げなさい。」という時に謝罪の言葉を言わせるだけという形で、あとは母親がマシンガントークでひたすら謝ったりさらには泣いているという状況。


施設長も教育担当も、本人の話を聞きたいので本人の話を聞こうとするも、母親がさえぎってとにかく謝る。という異様な光景でした。

彼女は言いたいことも一切言わせてもらえず不機嫌そうな顔をして母親の横に立っているだけでした。

 

ちなみに謝罪に訪れた時の服装がジャージにサンダル。前髪はゴムで上に上げているいわゆるパジャマのような状態でした。

 

彼女が無断欠勤し、退職していった理由

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おそらくですが、彼女が仕事に出勤したくなくなったことの原因のひとつとして、『金銭感覚』もあったと思います。

というのも、勤務初日彼女が給料について教育担当の職員と話している時、「まあボーナスはとりあえず手取りで50万は欲しいんですよねー。」と言っていたそうです。


冗談ではなく本気で、です。給料や賞与の相場を知らないという次元の話ではないように感じました。彼女はそれを当たり前と思っていたからです。

その際には、教育担当の職員は「介護職はそんなに給料がもらえる職業ではないし世の中でもそんなにもらっているひとは少ない。」と教えたそうですが、イマイチ納得はしていなかったようです。


彼女の母親は婦長クラスの看護師で、稼ぎもよかったそうで、その感覚と介護士を同じようなものと考えていたのでしょう。

 

その他にも、仕事内容に対しての違和感があったかもしれませんし、個人的な問題があったのかもしれません。(朝方まで毎日遊んでいたようですし…。)

 

彼女の口から聞く事は出来ませんでしたので、本当のところはわかりません。

 

さいごに

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介護現場は人手不足なうえに人材不足です。『猫の手も借りたい』状態になっているのも事実です。人数を増やすために焦ってしまうと、選考が甘くなってしまうのも事実でしょう。

 

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しかしそれを繰り返すことで、負の連鎖になってしまっては介護現場の状況は一向に良くなりません。

人手不足や人材不足が根底から解決されるためには、様々な制度や仕組みが整備される必要があります。そう簡単にはいかないでしょう。


しかし、これからの高齢化社会で介護現場の問題から目をそらすことはできません。年齢や性別は関係なく、優良な人材が介護業界に入ってきてくれることを願っています。

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