介護マガジン

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認知症の夜間介護は辛い。昼夜逆転の対処・解決方法一緒に考えます。

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夜間の介護。要介護者をご自宅で介護されている方は本当に頭を悩ませていることと思います。

 

認知症の家族が夜眠ってくれないから自分も睡眠不足…。

 

介護士として働いているとそんなことが容易に想像できます。在宅介護をされている方は本当に大変だと思います。

 

「なぜ自分だけこんな辛い思いをしなければならないのか」

 

そんな気持ちが少しでも和らいでくれたら。

そして少しでも解決方法に近づいて頂けたら。と思い書いていきます。

 

 

認知症の方が夜不眠の場合の行動や言動

 

これまでに数々の認知症の方の夜間対応をしてきました。

 

もちろんよく眠られる方もいらっしゃいますが、夜通し起きているという方もたくさんみてきました。

 

その中で最も多いのは、少し(数十分や数時間)眠られてからの「おはよう」と起きてこられるというケース。

 

高齢者の方は眠りにつかれる時間が早く、起きるのも早い。いわゆる早寝早起きが多いことは世間でも周知されていることですよね。

 

これに認知症の方の『時間間隔の欠如』が加わることによって起きたその時間はもう朝という錯覚で起きてこられるということが非常に多いです。

 

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その後時計を確認してすぐにもう一度眠るというのが正常な感覚なのかもしれませんが、認知症の方は時間間隔が鈍ってしまっています。

 

起きたその時間が夜なのか朝なのかということが理解できずに起きてしまうということも多いようです。

 

つまり18時に入眠されて20時に目が覚めると、それが夜の20時なのか、朝の8時なのかがよくわからなくなってしまうということなんです。

 

ましてや早起きの習慣がある高齢者の方はまだ薄暗い時間帯に起きるということも違和感を感じられない方が多く、屋外が暗くても朝なのかも?と感じてしまうようです。

 

時計を確認されない場合でも、『とにかく寝て起きたら朝』という感覚で起きておられることは多いように感じます。

 

認知症の方の不眠の原因は昼夜逆転が多い。夜眠らないから昼に眠るの繰り返し

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認知症の方が夜眠れない、夜起きてしまうことの原因の多くに昼夜逆転があります。

 

昼夜逆転とはその言葉の通り、昼眠って夜起きている状態で逆転してしまっている状態です。

 

経験上、この昼夜逆転が起きてしまう原因の多くは日中の活動が少ないことから始まっています。

認知症になる→やる気が無くなる→日中の活動量が減る→疲れない→夜眠くならない

から始まり↓↓↓↓

夜眠くならない→昼眠くなる→夜眠くならない

 

 

のループに入ってしまいそれを繰り返すというパターンが多いです。

 

昼夜逆転で不眠の認知症の方はどこかで強制的にリズム改善をして対策・解決を

じゃあどうやったら解決できるの?ということを考えていきます。

 

ずばり、『夜眠ってもらうために昼起きていてもらう』ということです。

 

そんなこと当たり前でしょ?と感じるかもしれませんが、やはりこれが一番の解決方法だと思っています。

 

気持ちの持ち方でいうと、『夜寝てほしい』ということに意識を集中させると辛さが募っていくばかりでストレスも計り知れません。

 

それを『昼に起きていてもらうためにどうしたらいいか』という少し前向きな考え方に変えてチャレンジしてみてはどうでしょうか。

 

認知症の症状の度合いは本当に様々です。十人十色でなにが正解かはわかりませんが、その方に合った昼の過ごし方を少しでも見つけることができれば、活動的になってくれるかもしれません。

 

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認知症になってやめてしまったことはありませんか?

趣味や好きなことはありませんでしたか?

 

それを少しでも昼にしてもらうことで、夜の眠りの深さや睡眠の長さが変わってくるかもしれません。

 

つきっきりで介護なんてできない!という方ばかりだと思います。

 

日中は介護サービスを使って活動的に過ごしてもらったり、自宅でも一人で黙々とできることがもしかしたらあるかも?と探してみてあげてください。

 

さいごに

今回は認知症の方が不眠の場合、しかも昼夜逆転にのみ絞ってとりあげてみました。

 

介護をされている方に『やっぱりそうなんだ…』『私だけじゃないんだな』と少しでも感じて頂ければ幸いです。

 

そしてささやかですが対策についても書いてみましたので参考にしていただければ嬉しいです。

 

 

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